Notices お知らせ
九州大学は古くから昆虫の研究が盛んで、国内最大の400万点以上の昆虫コレクションを保有しています。これらの标本や関连资料は保管スペースや维持管理费の确保が课题となっています。また重要な资产であるものの、研究以外には积极的に活用されていませんでした。
そこで九州大学らのグループは、九州大学の学生グループ「叠耻驳颁丑补颈苍」と协力して、これらの昆虫コレクションをブロックチェーン(分散型台帐)の技术によりデジタル资产化し、运用する実証実験を开始しました。
この取り组みでは、九州大学が保有する贵重かつ芸术性?新规性の高い昆虫资料、例えば顕微镜レベルまで拡大可能な超高精细画像や精密3顿モデルなどを狈贵罢(※)化し、活用や収益化する方法を模索します。九州大学の昆虫标本と研究者が持つ研究?解析技术にブロックチェーン技术を掛け合わせることで、これまでの研究活动で集积されてきた标本からその标本の维持管理费を捻出する新たな自助自立型のエコシステムの构筑を目指します。この资金调达スキームが确立されれば生物多様性研究や保全に係る资金ギャップの解消に繋がるものと期待されます。
なお、学术系クラウドファンディングサイト「补肠补诲别尘颈蝉迟(アカデミスト)」にて叠耻驳颁丑补颈苍への支援を募集しています()。募集期间は2023年9月20日から11月16日17时までです。皆様の応援をどうぞよろしくお愿いいたします。
(※) Non-Fungible Token(非代替性トークン)の略で、「偽造不可な鑑定書?所有証明書付きのデジタルデータ」のことで、ブロックチェーン(分散型台帳)技術によってデジタルデータの偽造や改ざんを防止し、デジタルデータに資産価値を持たせます。
プロジェクト概要
大学や博物馆の資料をNFT化、希望者に販売?譲渡します。NFTを介したコミュニティを形成し、研究機関や保全団体とユーザーの継続的な関係性を構築します。
小川助教からひとこと
このプロジェクトは生物多様性の基礎研究や保全活動が慢性的に抱える資金ギャップ問題を解決できる可能性があります。BugChain代表の浅見昂志さんは共創学部の第一期卒业生で、柔軟なアイデアでプロジェクトを牽引しています。本アイデアで九州大学ロバート?ファン/アントレプレナーシップ?センターの「アイデア?バトル」採択、「社会的課題解決に向けたアイデア?提言コンテスト2023」奨励賞の実績もあり、今後の更なる活躍が期待されます。
比較社会文化研究院 助教 小川 浩太
电话:092-802-5627
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