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Research Results 研究成果

全固体电池向け固体电解质-电极材间における焼结时の反応メカニズム解明と反応抑止に成功

~低コストプロセスで製造する全固体电池実现に前进~
総合理工学研究院
渡邉 贤 准教授
2025.09.08
研究成果MaterialsEnvironment & Sustainability

ポイント

  • 电极材构成元素の、高温下における低価数化が反応起点であることを解明
  • 価数维持と自己反応防止层形成ができる独自电极材で反応抑止
  • 独自电极材を用いた酸化物全固体电池の作动を确认

概要

酸化物系電解質を用いた全固体電池は、発火や有毒ガス発生のない安全性の高い電池です。電解質の1種であるLi7La3Zr2O12(LLZ)は高いイオン伝導率?広い電位窓を有するため、有望な材料とされています。しかし、材料間を接合するために高温焼結(≥ 1000 °C)が必要であり、電解質材と電極材が反応してしまい電池化が困難です。特に、ニッケルを多く含むLiNi0.6Mn0.2Co0.2O2(NMC622)に代表されるような三元系高容量電極材との間で反応が起こりやすく、そのメカニズムや抑止方法は未解明でした。

九州大学大学院総合理工学研究院の渡邉贤准教授、株式会社デンソー(当时:九州大学大学院総合理工学府博士课程3年)の林真大の研究グループは、放射光はじめとする様々な分析手法を活用し、反応メカニズムを解明しました。分析の结果、电极材に含まれる迁移元素(ニッケル、コバルト)が、高温下において低価数状态に変化することで、リチウムとの占有位置交换を促し、尝尝窜との反応を促进していることを突き止めました。本メカニズムに基づき、迁移元素の価数维持実现?电极材表面への反応防止层配置が有効な抑止手段であるとし、これらを备えた独自电极材を材料合成时の组成制御のみの简便な手法にて创製しました。本独自电极材と、これまで当研究グループで开発した低温焼结可能な尝尝窜を组み合わせることで、材料间の反応抑止に成功しました。作成した全固体电池は繰り返しの充放电が可能であることを実証しました。

本研究成果はWiley社の国際学術誌「Advanced Science」に2025年8月29日(現地時間)に掲載されました。

参考図

図1 従来電極材と独自電極材における焼結時の現象を模式化したイメージ図

図2 作成した全固体電池の正極層拡大図と電池特性

论文情报

掲載誌:Advanced Science
タイトル:Reaction Suppression Between a High-Ni Cathode Material (NMC622) and Li7La3Zr2O12 on Co-Sintering for Manufacturing Bulk-Type All-Solid-State Batteries: A New Method and Its Mechanism
著者名:Naohiro Hayashi, Ken Watanabe
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