Research Results 研究成果
子どもが生まれる前に胎盘がはがれてきてしまう产科救急疾患である早期剥离の発症机序はまだよく分かっていません。东邦大学医学部の道川讲师、九州大学大学院医学研究院の诸隈教授、国立环境研究所の清水主任研究员らの研究グループは、外的环境因子がその発症に関与する一因ではないかと考えて疫学的検讨を行ってきました。今回、日本产科妇人科学会が実施している周产期登録事业の登録データを利用し、东アジア内陆部の砂漠由来の砂ぼこりである黄砂が飞来した1~2日后に早期剥离をともなう出产が増加するという関连性を示した研究成果を产科妇人科学専门誌に论文発表しました。これは世界初の、人を対象としたデータを统计的に分析した疫学研究报告です。黄砂が妊妇の健康にどのような影响を与えるのか研究を进めることは、早期剥离の発症机序を解明する糸口になる可能性があります。
図1.常位胎盘早期剥离