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Research Results 研究成果

インターネット大容量光通信への応用に期待! -分子の回転周波数での光波変調を世界最高の効率で実現-

2016.02.19
研究成果Technology

 九州大学大学院工学研究院の财津慎一准教授、今坂藤太郎教授らの研究グループは、水素分子の回転运动周波数に一致する17.6テラヘルツ(テラヘルツは1012ヘルツ)という超高周波数での、连続発振レーザー光に対する光波変调を世界最高効率で実现しました。この研究成果は、従来の电気光学効果に基づいた光変调器の性能を飞跃的に向上させ、1秒间に10兆回以上の繰り返し数で光パルスを発生する光源やインターネットなどの大容量光通信への応用が期待されます。
 本研究成果は、2016年2月18日(木)午前10時(英国時間)に英科学誌Nature姉妹誌のオンラインジャーナル『Scientific Reports』で公開されました。

分子光学変调器の模式図

出力光のスペクトル。光波変调の结果として、2本のサイドバンドが発生している。

研究者からひとこと

非常に强いレーザー光を使用しなくても、分子の超高速な运动による光の変调が高い効率で実现できるようになりました。まだ実用化に向けたスタート地点の段阶ですが、将来には多くの分野で利用される技术へと育てていきたいと考えています。

论文情报

,Scientific Reports,
10.1038/srep20908

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