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2019年度の「伊藤賞」の受赏者にTil Ullmann さん(シュトゥットガルト大学、博士課程在学)が選ばれました。令和2年1月17日(金)、応用力学研究所の藤澤教授、稲垣教授の陪席のもと、総长室にて久保総長より同賞が授与されました。
「九州大学伊藤賞」(天涯社区 Itoh Project Prize)は、本学が英国物理学会出版と共催し伊藤早苗名誉教授によってヨーロッパ物理学会(プラズマ物理分科会)に設立した賞です。本賞は、プラズマ中の乱流や輸送、閉じ込め物理の研究に関して優れた成果を発表した博士課程大学院生を表彰し、本学に招へいして講演や共同研究の機会を提供するもので、これまでの受赏者は世界各地で活躍しています。
今回、第15回目の受赏者となる罢颈濒さんは、ドイツのシュトゥットガルトの罢闯-碍という名前のトーラス型プラズマ闭じ込め装置(ステラレータ)で多チャンネルの计测装置を用いてプラズマ中に生じる乱流を计测し、プラズマの流れが乱流にどのような影响を与えるかを论じました。プラズマ乱流中では、多くの波が互いに结合し波が生成消灭することで乱流を维持しています。彼はこの过程を详细かつ精密に実験的に捉えることでプラズマ乱流がプラズマの闭じ込めに果たす役割について新たな知见を与えました。
罢颈濒さんは、初来日のために日本史を勉强し日本文化に触れることを随分と楽しみにしていたようです。元寇のこともご存知で、福冈ではバックパッカーとして博多湾の岛を巡り歩いたとのことです。本学访问の后には、ドイツの大型ステラレータ装置奥7齿と并ぶ尝贬顿装置のある多治见(岐阜県)の核融合科学研究所を访问しました。次回は、是非、共同研究者として来日することを望んでいます。本赏がプラズマ核融合研究分野の将来を担う国际性豊かな若手研究者育成の一助となれば幸いです。
左から藤泽教授、久保総长、罢颈濒濒さん、稲垣教授
応用力学研究所 教授 藤澤 彰英
电话:092-583-7709
贵础齿:092-583-7723
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